こんばんは。
恋に悩めるOL、みなみです。
そろそろ付き合って1年になる涼真に、今月頭のデートで結婚への勝負をかけようと思っていたんですが…年明け早々に予想外の出来事が起こってしまいました。
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年が明けて、仕事が始まった。
今日は今年最初に涼真に会える日だ。
来週は付き合って1年記念のデート。
私はこの日に勝負をかけようと思っていた。
そう、結婚について聞くつもりだった。
そしてダメなら涼真にはもう見切りをつける。
今更なにかしたところで結果が変わるとは思えないけど、来週の勝負の日までに、少しでも良い印象を残したかった。
だから今日は思いっきり楽しもう。
なるべく早く仕事を片付けたくて猛スピードで作業する。
メールボックスを開くと、総務からメッセージが届いていた。
「田中さんから伝言です。“今すぐFacebookのメッセージを見てください”、と」
こんなメッセージが来るのは初めてだった。
不審に思いながらメッセンジャーを開くと、こんな文章が目に飛び込んできた。
「年末年始、ずっと涼真さんと一緒にいました」
頭が真っ白になった。
どういうこと?
メッセージを読み進める。
相手は20歳の学生だという。
そこには、私と付き合って3ヶ月目に涼真と出会って付き合い始めたこと。
彼女がいると知らなかったこと。
年末年始、ずっと一緒にいたこと。
その間に彼女がいると分かって別れたこと。
涼真が幸せになるのが許せなくて連絡したことが書いてあった。
安易に信用はできない。
言葉だけならなんとでも言える。
涼真はこれまで遊んできた女も多いはず。
その中の誰かが逆恨みしている…と言う線も考えられなくはない。
それでも最後に添付されていた写真が、私の一縷ののぞみを打ち砕いた。
それは「年末年始に涼真の部屋にいた」という証拠写真だった。
最悪だ。
全てが1つにつながった気がした。
涼真の心が自分に向いていない気がしていたこと。
何度言っても忘れるスケジュール。
誰かと比べているような発言。
時折取れなくなる連絡。
…どうする?
早まる鼓動を抑えて、メッセージを返した。
「ありがとうございます。もう少し詳しく伺いたいので、電話してもいいですか?」
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浮気されてるときって分かるもんなんですね。
今までの違和感が一気につながりました。
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