ブランクだらけの片思い

こんにちは。
年下男子に片思い中のみなみです。

先日、7歳年下の後輩・健太相手にいとも簡単に恋に落ちてしまった

って聞くとすごく恋多き女に思えるじゃない?

ほんとは逆。
好きな人なんて全然できない。

だから久しぶりの恋に浮かれて、ブログなんか始めちゃったくらい。

きょうはそんな健太との会話でちょっと失敗しちゃった話。

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「みなみ先輩、きょう何時までですか?」

健太がこう聞いてくるときは、一緒にご飯食べて帰りたいとき。
っていう暗黙のルールができていた。

10時くらいかなー。なんで?」

これも毎回おきまりの返答。
分かってるのに誘って欲しいと思っちゃうのは、ちょっとずるいかな?

「飲みいきましょー」
「いいよー」

なんてサラッと言ったけど、予想外の提案に結構どきどきしちゃった。

だって2人でお酒を飲むのは初めて。
どんな健太の顔が見られるのかな?

お酒も回った12時すぎ。

話題はやっぱり恋バナへ。

「みなみ先輩ってどういう人が好きなんですか?」
「ん〜、どういう人っていうか…私ときめきたいんだよね」
「最近ときめいたことって何ですか?」

って聞かれて、一瞬戸惑う。

〝君にときめいたよ〟って素直に言うべき?

「んーーーーーーー

訪れてしまった不自然な沈黙。
だめ。正解を探っちゃって気の利いた返答が出てこない。

これは久しぶりに恋愛市場に戻ったせい?
それとも、片思いの健太を前にしているから?
どちらにしてもだいぶ重症。

高校生の私の方が、もっと俊敏に、かつまともな返答できたわよ。たぶん。

私の逡巡を見透かしたのか、健太は次の話題へと梶を切った。


「僕は最近、合コンに行って。人生で始めて」
「ふーん、かわいい子いた?」
7歳上の人から連絡きてるんですよ」
7歳上かー(私と同い年)。で、どうなの(^^)」

 

7歳年上のお姉さまに、僕が相手にされるのかな?って」

ん?
これって私にとって君が恋愛対象か聞かれてる?

それとも私の勘違い?

健太の大きな目を覗き込んでも、真意は分からない。
全ての言動に私への好意がないか探してしまう。
〝片思い〟に翻弄されて私は言っちゃったの。

「えー、人によるんじゃない?」


あーん、失敗!
全然かわいくない返事!

案の定、その話はそこでおしまい。
私だけがドキドキさせられてちゃ、恋は進まないのに。

たぶん正解はこうだったんじゃないかなぁ。

「ありじゃなーい?だって私から見た健太ってことでしょ?」


って意味ありげに微笑む。

なんですぐ答えられなかったのかなぁ。
久しぶりの恋はどうやらブランクがあるみたい。
健太の方がいつだって一枚上手。

まぁ、振り回されるのも恋の醍醐味なんだけどね。なんて強がってみたり。
意識しちゃうと、うまくいかないなぁ。

 

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