最後の賭け

こんにちは。恋に悩めるOL、みなみです。
「年内中に結婚する」って約束で涼真とよりを戻したものの、一向に動く気配はなくて・・・。

「結婚は男から言うものだから」
「プロポーズするから」

そんな言葉で牽制されて引き伸ばされるのも、もう疲れちゃった。

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涼真に長文を送った。

愛ちゃんとの浮気の詳細を知っていること。
私が知っていること全部。
事細かに知っているから、ふとした瞬間に思い出して蒸し返してしまうこと。

結婚の話を進めて欲しいこと。
ベッドを捨てて欲しいこと。

そしたら、もう2度と愛ちゃんのことは蒸し返さないこと。

付き合ってから2年、こういう長文を送るのは初めてだった。

これで決断できなかったり、言い訳をされるなら別れよう。
私の中ではそう決めていた。

それでも

「決断できないなら別れる」

この文言はあえて入れなかった。

「決断できないなら別れる」の言葉を言えば、涼真は動いてくれるんだろう。

でもそれで動いたところで、それは「涼真が別れたくないから」行動するのであって、私の気持ちに寄り添った上での行動ではない。
そんな男といても、幸せになれるはずがなかった。

これが最後の賭け。

そもそも「年内に結婚する」って約束で戻った関係だ。
それが守れない男なら、もういらない。
少しでもごねるなら別れるし、よりを戻すつもりもなかった。

・・・きっとごねるんだろうな。

涼真への期待はもうほとんどなかった。

植物を捨てて欲しい、と言って了承しても実際に捨てたのは半年後。
ベッドも捨てるって言って捨ててない。
シフトを出すって約束も、もう守られていない。

年内に結婚するって約束も、守る気がない。

そしたら”浮気しない”って約束も、きっと守れないよ。

私と君では、約束に対する価値観が違うんだと思う。

だから、きっと、今日でおしまい。

私は私のことを大切にしてくれる人と生きていくよ。

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